
2012年にDELLによって買収され先行き不明となったSonicWALL。
しかし、2016年5月のデル・ソフトウェアが、新たな標的型攻撃対策サービス「Dell SonicWALL Capture」を発表し、信頼性を取り戻したか、と思えた。
●デル、ソフトウェア部門をFrancisco PartnersとElliott Managementに売却へ(ZDNet, 2016/6/21)
2016年3月には、ITサービス事業を手がけるDell Services部門をおよそ31億ドルでNTTデータに売却。 6月20日に発表された売却の対象には、IT企業Quest Softwareとセキュリティ企業SonicWALLも含まれている。 |
NTTデータ売却額は実は、50億ドルを想定していた?しかし実際には31億ドル。39億ドルで買収しているわけだから、損となる。
●コラム:デル、NTTデータへの事業売却はEMC買収に暗影(ロイター,2016/3/29)
クエスト・ソフトウエアや、データセキュリティ事業のソニックウォールを売れば、さらに資金が調達できる。 ロイターによると、両事業を合わせると40億ドルほどになるかもしれない。 |
果たして40億ドルに到達できる額で売却できるか、がどうかだ。
SonicWALLがDELLに売却されたことを受け、例えばマクニカネットワークスが販売取り扱いに消息になったり、IPS等のライセンスの販売を終了してきたり、ブランド力が低下してきているように思える。
DELLは、2016年5月に、標的型攻撃対策の新サービス「Dell SonicWALL Capture」を発表したばかりだ。これはどうなる?
●デル・ソフトウェア、標的型攻撃対策の新サービスを発表(BCN, 2016/5/18)
個人的にSonicWALL利用して、7年目ぐらいになるため、発展していくのは嬉しいが衰退していくのは悲しい。
クエストソフトウエアも大変だ。DELLに2012年に買収されたかと思いきや、今度は売却。
本当に、SonicWALLはどうなるんだ?