キャリアとSIMフリー、結局のところ、どこがいいの?(総括)

「結局のところ、どこがいいの?」シリーズの最終回。

通信回線、結局のところ、どこがいいの?
音声SIMフリーって、結局のところ、どこがいいの?

これまでは、通信回線は、かつてはCATVの方が多チャンネル・こみこみセットで低価格だったけれども、NTT東西以外からも光回線を販売(転売)するようになってからは、逆に「光コラボレーション(光コラボ)」を利用した方が、安いのではないか?と説明?しました。

今回、私としては、J:comというCATVから、so-netの光コラボを採用したと書いた。J:comの場合、ネット・電話・テレビの3点パックで、通信回線120Mの場合、2年しばりで7,524円(最初の6ヶ月間は約1,000円引き)であり320Mの場合は9,048円(最初の12ヶ月間は約1,000円引き)という話をしました。しかし、J:comの場合は上りに10Mbps(1.25MB/s)の規制があり、思った程、速くないということも話をしました。更に、問題なのが、警備保障ALSOKとの相性が悪い(ネットができるのに通信断線する)という報告もしました。

ただ、Jcomの場合、この料金には、オプションが入っていないため、かつ、しょぼいルーターを渡されるため、専用窓口や無償でルーター等の交換を行ってくれる保守的な丸ごとサポート(+500円)や、電話であれば、迷惑電話撃退サービス等は利用が最低限必要だ(+1,200円)。また、タブレットにJ:com放送を見たい場合は、ルーターは専用WiFi(+500円)にしなくてはいけなかったり、それにするには、チューナーを1つクラスを上げなくてはいけないなど、サービス内部のでの制約が色々出てくる。それらをまとめていくと、基本料金に、オプション費用として、最低2,200円/月が加算される仕組みとなる。一方で、J:comはブログやホームページサービスを終了しているため、インターネット専用になっているように見受けられる。

また、Jcom提供のウイルス駆除はMcAfeeの製品?提供のため、McAfeeは会社で十分、個人宅では、もっと精度がいいものを使いたいというのが本音だ。ちなみに、McAfeeといっても、Intelに買収されたものの、Intelがどっかに売却するという噂も上がっているので、個人的にはあまり評価しにくい製品だ。また、AV-TEST(第三評価機関)によると、Windows10での最新プロテクション精度評価では、ビリ争いをしている製品だ。私個人では、F-Secureを強く推しているが、F-Secureと比較すれば、一目瞭然だ。

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そういう中で光コラボが非常に注目ということだ。かつては、Bフレッツ回線で戸建で5,200円。これにインターネット接続サービス(ISP)料金代として、2,100円程加算をし、7,300円ぐらいかかっていた。これにWiFiを対応させるには、+500円が加算され、インターネット利用だけで8,000円もかかっていた。それが、2015年ごろに開始された光コラボレーションサービスで、インターネット利用だけで5,200円ぐらいで済むようになったのは、非常にお得感があると説明した。

戸建の場合は、光回線1本をシェアせずに引き込むため、マンションタイプよりお得感がある反面、シェアされないために、どうしても高くなってしまうのが欠点だ。しかし、高速回線NURO光とか、しばられずに利用できるという面もあり、一長一短だ。但し、NURO光の場合は、フレッツ光を利用していないため、フレッツ光てれびは利用できないという欠点もある。

フレッツ光てれびでは、フレッツ光回線を利用しているユーザーに対しての魅力な製品だ。住宅がばかばかと建っている今日、電波障害でアンテナからテレビを見ることができなくなってきている。また、屋外のアンテナを外す住宅も増えてきている中で、電線から映像をもらわないといけない時代?。フレッツ光であれば、地デジ・BSは当然、オプションを払えば多チャンネルの映像受信が可能だ。しかし、過去4〜5年間振り返ってみても、多チャンネルは滅多に見ない。また、Amazonプレミアム会員であれば、孤独のグルメを始めとする人気番組を見れたり、映画もある程度見放題だ。もはや、CSを見る機会が減った。最近のテレビでは、ひかりテレビチューナーが内蔵されているため、リモコンまわりもすっきりとなる。

こうみていくと、CATVでは月額11,300円ぐらいかかる費用(ネット・テレビ・でんわ)に対し、フレッツ光でまとめてしまえば、月額7,700円程度で収まってしまう。これは実に魅力的だという話をした。移行にあたっての工事代は、キャッシュバック等で還元してくれる(価格.com等を利用すれば)ため、ランニングコストで比較しても、メリットは高いと考えている。


例えば、自宅に引き込むという固定的な通信量が、11,300円→7,700円=3,600円(2年間=86,400円)は、比較的大きな金額の削減につながる。

docomo端末であれば、SIMカードもドコモ回線を利用しているサービスが多いため、メリットが多いはず。SIMロックフリー機にすることで、通信量が低く抑えることができる。

例えば、iPhoneの場合、docomoが出しているiPhoneをSIMロックを解除すれば、フリーのSIMカードで対応できない機能も出てくる。そのため、SIMフリー端末と比べれば、いくらか制約がある。気持ちよく、格安SIMカードを利用するには、SIMロックを解除するよりも、SIMフリー機種を利用した方がグッドだ。


最近のSIMカードでも、キャリア(docomo / au / softbank)のように、余ったら翌月繰越しサービスもあったり、通話定額や、5分以内であれば、電話し放題といったサービスもあることを説明した。
2016年8月21日現在での通信料を簡単にまとめてみた。こうみてみると、楽天SIMは実に魅力的だな、と思えることから、楽天SIMを推した。

通信料2016

5分以内の通話し放題を行い、データ通信カードを5GBないし6GBで比較した場合、例えば、docomoの場合だと7,000円かかるのに対し、例えば、楽天SIMの場合は、5,810円で済む。通話を滅多にしない人であれば、850円の定額費を申し込まなければ良いので、2,960円で済むといえば、済んでしまう。

同じ条件で比較したとしても、7,000円→5,810円=1,190円(2年間=28,560円)という削減効果につながる。


固定電話・ネット・通信で、月額3,600円の削減効果に繋がり、SIMカードを利用することで、月額1,190円の削減効果を加算して、月額4,790円の削減効果は、実に大きい。キャリアのプランは音声通話は全くしなくても、通話料を支払わなくてはならない。通話をしなくて、3GBのデータ通信カードで良いと考えれば、7,000円→1,600円=5,400円(2年間=129,600円)の削減につながる。なお、docomoには3GBプランが無いようなので、5GBプランで試算した。

2年間で129,600円の削減効果につながるとしたら、これをスマホ端末費に割り当てられるのではないか、というのが、この総括のお話。


例えば、iPhone6sの販売に関して、docomoの場合で試算してみる。
iPhone6sにおいて、容量は16GBだと何もできないので、64GBは最低必要と考えている。写真も撮ったり、年1回のバージョンアップをしたりを考えた場合。

apple storeでは、iPhone 6s 64GBでは89,800円かかる。docomoでは、92,400円の端末代で、月々のサポート割として、2年間で51,000円(1ヶ月相当 2,125円)の割引が得られる。ただ、apple storeで購入した場合は、割引が得られない。89,800円を計算しやすいように、24回で割った場合の金額だと、3,742円かかる。2年間で計算すると、docomoで購入した方が、41,400円で端末を購入できるわけだが、お買い得感はある。

キャリアの場合は音声通話の契約は必須項目。例えば、5分かけ放題を採用すれば、1,700円/月がかかるが、SIMフリー向けSIMカードだと、別につけなくても良い。どうしてもつけたい場合は、例えば楽天SIMだと850円で済んでしまえる。ここで比較しても、850円/月がキャリアの方が高くなる。


ややこしくなったので、少し整理を。

端末購入負担としては、iPhone6S 64GBで試算した場合、キャリアを利用した方が、半値以上を月額で割り引いてくれるため、お得感がある。費用で試算すると、2年間で51,000円相当の値引きだ。

音声通話は、キャリアで必須項目。例えば、5分間の通話し放題で比較した場合は、格安SIMカード(楽天やIIJなど、一部の事業者に限る)の方が、2年間で20,400円ほど安い。

問題はデータ通信回線代だ。5GBないし6GBで計算してみよう。キャリアは5GB=5,000円だ。格安SIMカードは、2,150円だ。格安SIMカードの方が2,850円/月安くなる。2年間では、68,400円も安い。


総括して、2年間では、どっちが安いのか?
音声通話5分し放題をつけても、SIMフリー機種を購入した方が、40,000〜60,000円程安いという結果に至った。

  端末負担額 音声通話 5分し放題 5GBデータ通信 (合算)2年間負担額
キャリア 41,400円 40,800円 120,000円 202,200円
格安SIM 89,800円 0〜20,400円 51,600円 141,400〜161,800円

特に、3年目になると、キャリア側の端末割引(サポート割)がなくなるため、請求代が高くなった気がする。毎月の端末割引額が例えば、2,125円/月だとしたら。

端末自体、iPhoneであれば、3年以上持つ。これを2年ごとに買い直すのは、結果的に費用面でリスクがある。2年ごとに新しい端末に買い換えたいのであれば、2年ごとに、202,200円がのしかかるが、4年ごとに1回買い換えることを想定すれば、格安SIMカード利用した場合は、次の2年間は端末代の負担が無くなるため、51,600〜72,000円の水準で利用できるというメリットがある。

仮にキャリアで2年ごとに端末を切り替えた場合、4年間総額で404,400円かかるわけなので、格安SIMを利用すれば、単純計算で、最大211,400円の削減に繋がる。これが2台分の端末を支払うのであれば、相当リスクがある。


以上により、結果的にはSIMフリー機種を利用した方がベスト。SIMロック解除では、解除後のサポートが受けられなくなるため、今後使えなくなる機能が出てくる可能性がある。そういう心配があるのなら、イニシャルが高いけれども、SIMフリー機種を購入した方が無難だ。