
Synology DiskStationの良いところは、クラウドのストレージに同期しバックアップとして利用できる点だ。ローカルPCからクラウドのストレージにアクセスする場合、動画ファイルの場合はどうしても遅くて、ローカルディスクから読み込みたいところ。
今回、私が購入したDS216jでは、3TBのHDDのミラーリングなので、3TBが上限。HDDは赤ラベルなので3年は持つだろう、という推測でいる。当面は1TBも超えないだろう、という見込みではあるため、boxを解約した背景でもある。
OneDrive for Businessは、Office365を利用すれば低価格で利用できる。for Business(¥540/月)であれば、1TBまで標準費用で利用できる。One Drive for Business プラン2(¥1,090/月)を利用すれば、5TBまで利用できるため、1TBを超えそうになれば、アップグレードしさえすれば十分賄える容量だ。
今回は、DiskStation(DS216j)から、OneDrive for Businessにデータをバックアップする、という設定を確認してみる。
DISKSTATIONに保存されたデータをクラウドサービスと同期(sync)するアプリは別途インストールする必要がある。パッケージセンターから、バックアップを選択。その中にある「Cloud Sync」をインストール。Synologyの良いところは、ボタン1つでインストールできるところだ。
インストールをポチっと。
OneDriveだけでなく、boxやGoogle Drive、Dropbox、Amazonドライブなどのメジャーなクラウドだけでなく、最近じわじわと注目を浴びてきているOpenStack Swiftにも対応している。
インストール完了したら、アプリケーションメニューから、「Cloud Sync」をクリック。
今回は、OneDriveを選択して次へ、をクリック
Office365(O365)のサインインに移動する。ログインID(メールアドレス)を入力し、次へ、をクリック
Office365サインイン(ログイン)画面。サインインする。
Cloud Sync承諾画面。承諾をクリック。
DiskStation(DS216j)で設定したIPからのアクセスについての同意書。Agreeをクリック。
ローカルとはDiskStation側。リモートはOneDrive側。設定して次へをクリック。
問題なければ適用をクリック。
拡張子等の制御は、詳細設定から行える。
セットアップ完了。実に簡単。
こんな感じで設定が完了。あとは、タスクリストを利用して、複数のバックアップの設定が可能だ。
こんな感じに。
同期中の画面は次のようになっている。
これまでは、OneDriveにバックアップするためには、PC / Mac を起動しっぱなしにしておく必要があった。しかし、Synology(シノロジー)DiskStationを入れたことにより、ローカル上で高速にバックアップが取れるようになり、あとは、DiskStation側で勝手にバックアップをしてくれるので、非常に便利な構成になった。
本当に使い勝手が良いファイルサーバーだ。