
メールが届かない。MXTOOLBOXで確認したらブラックリストに入っているじゃないですか!道理で…
ほったからしていると支障が発生する。そんな時にドメインをホワイトリストに登録して暫定措置を取ることが可能だ。
Office365ではSCL値でメールの制御方法の1つだ。
SCL 9: 精度の高いスパム (スパムの可能性が非常に高いと判断された)
SCL 5、6: スパム (スパムとして疑わしいと判断された)
SCL 0、1: 通常のメール (メッセージがフィルタリングにより安全であると判断された)
SCL -1: スパムフィルターをバイパスしたメール (受信を許可するルールや、フィルタをバイパスするルールに一致した)
フィルタをバイパスするルールとして、メールのヘッダにあるreply-toに書かれているメールアドレスを条件キーとしてスパムとして制御した方法をご紹介した。
その方法を参考に設定すればいいのだ。
Exchange 管理センターからメールフロー、ルールを新規作成する。「スパム対策フィルターをバイパスする」を選択する。
送信者のドメインをホワイトリストに追加する設定をしてみよう。
送信者、から、「ドメインを次の値である」を選ぶ。
値は複数登録が可能だ。
メールのプロパティを変更する。SCL値を変更フィルタをバイパスにすることで、SCL値を「-1」に設定できるのだ。
これでブラックリストに登録されているドメインであっても、強制的にホワイトリスト扱いにさせることができる。なお、反映には数時間が必要だった気がする。